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錆澄閑について

作家杉島大樹

杉島大樹

「美しいかたちには全てに意味がある」錆澄閑の名前に込めた想い、そして作家の杉島の想いをご紹介。私の最も大切な仕事は美しいかたちをつくること。ものの美の本質はかたちにあり、そのかたちにはいつも必ず意味があります。金鎚で叩いても、機械を使っても、どちらも私の手が作るもの。長年培った鍛金の技術は、ものづくりの背景を裏付ける確かな意味を含んでいます。

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杉島大樹

作品づくりへの想い

与えられた用途の中で最も美しい金属のかたちを追求して一つ一つのものを作ります。道具もたくさん使って自分の手の感覚を頼りに、思い描く美しいかたちを何度も修正しながらじっくり作り上げます。経年変化で金属にしか現れない特徴的なものが「錆」です。錆はこちらの意図しないところでいつしか勝手に現れてきます。新品の輝きからは見つけられない、自然を彷彿とさせる情景があるのです。
銅の錆は緑青。深みのある湖のよう。錫が錆びると御影石のような黒が鈍く輝きます。ステンレスの錆は少しまだらで散った落ち葉のよう、晩秋の森を想う。鉄の赤い錆は長い時間をかけて降り積もった地層を見るように。そんな金属に起こる錆などの自然に生まれる現象を大切にしています。今よりもずっと先に変わってさらに美しくなっていく金属の姿を見つめたものづくりをしています。

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作品集

作品をまとめた「一点物」そして、日用品をまとめた「用の美」
どちらもそこにあるだけで生活に豊かさと彩りを与えてくれます。