メンテナンスについて
それぞれの品のメンテナンス方法を記載しております。
用の美
真鍮ポスト
月に一度ほど全体を水拭きして汚れを取り、しっかり乾拭きしてください。
傷や雨の水跡、鳥の糞などの跡がついた場合はサンドペーパー粒度240番で擦り、まわりと馴染ませてください。
真鍮ポストは色を変化させないようにするための強い塗装などはしておりません。
経年変化については、最初明るい金色をしていますが、時間が経つにつれ落ち着いたこげ茶色に変化していきます。
雨に濡れれば自然の現象として跡がついたりしますが、それが重なるにつれ、他にないそのお家だけの味わいあるポストへと馴染んでいきます。
雨ざらしの場所への設置の場合はより色の変化が出ます。
設置された場所の自然によって染められて現れた色がそのお宅だけにしかない唯一の美しさと考えていただけると幸いです。
ステンレスポスト
月に一度ほど表面を水拭きして汚れを取っていただく程度で充分です。
ステンレスポストは色を変化させないようにするための強い塗装などはしておりません。
経年変化については、ステンレスは錆に強いと言われていますが、屋外に設置して時間が経つにつれ、部分的に暗めの色として錆が出てきます。
鉄の赤い錆のように全体に広がることはありませんので、現れた錆も設置された場所の自然によって染められた色がそのお宅だけにしかない唯一の美しさと考えていただけると幸いです。
錫引きのポスト
月に一度くらい表面を水拭きして汚れを取っていただく程度で充分です。
黒い錫引きポストは色を変化させないようにするための強い塗装などはしておりません。
経年変化については、それほど大きな変化は見られませんが時間が経つにつれよりマットな色に変わっていきます。
雨に濡れれば自然の現象として跡がついたりしますが、それが重なるにつれ、他にないそのお家だけの味わいあるポストへと馴染んでいきます。
設置された場所の自然によって染められて現れた色がそのお宅だけにしかない唯一の美しさと考えていただけると幸いです。
傘立て 真鍮燻し
傘立て内側に溜まった水はひっくり返して捨ててください。
堅いもので引っ掻くと傷が残りますので充分ご注意ください。
濡れた場所に長期間おくと金属の跡が残ることがあります。付属のフェルトクッションをご利用ください。
外側は時々乾拭きしていただく程度で充分です。
傘立て 真鍮錫引き
傘立て内側に溜まった水はひっくり返して捨ててください。
堅いもので引っ掻くと傷が残りますので充分ご注意ください。
濡れた場所に長期間おくと金属の跡が残ることがあります。付属のフェルトクッションをご利用ください。
外側は時々乾拭きしていただく程度で充分です。
一点物
花器のメンテナンス(作品によって違いがありますので個々の作品ページに記載のメンテナンス方法もしっかりご覧ください)
作品は素材の質感、経年変化を大切にするために素地のままに近い仕上げになっております。
水を入れる内側に白く跡が残ったり緑青が出たりもしますが、それも水に反応して成熟を増した花器の美しさの一つです。
もし気になる場合はスポンジで水洗いしていただくと取ることもできます。
活けた花に霧吹きなどをする際も水滴の跡が残りますので、花器には手や紙などをかざしてかけます。底面も水気がありますと跡が付きやすいのできれいに拭き取って置いてください。
持ち運ぶ際、ハンドクリームなどで手に油が付いていると指紋跡が写りやすいです。手跡が残るのはあまり美しくありませんので、布でくるんだりして直接触れないように扱っていただけると安心です。
使い込んでいくうちに色味も暗くなり全体が徐々に変化していく様は、金属という素材の止めることのできない不思議で美しい現象のひとつです。
金属の花器はどんなものも変化していくことが前提とお考えいただきましてお使いください。
乾拭きして水気と汚れをしっかり取り、乾燥させてから日の当たらない場所で保管してください。
素材と表面仕上げについて
金属の中ではやわらかい素材で融点は低め。素地はピンク色またはだいだい色で光沢がある。
経年で暗い色になり、こげ茶や深いあめ色に空気に触れて変化していく。
深い水をたたえた湖のような青みのある緑。いぶしが更に変化した状態。
金色の光沢が美しく上品な印象。やすりで磨くとマットな質感が加わり落ち着いた輝きに。
経年で暗くなり、こげ茶や深いあめ色に空気に触れて変化していく。銅いぶしより明るめな色の印象。
深い水をたたえた湖のようなエメラルドグリーン。いぶしが更に変化した状態。銅の緑青より明るい色に仕上がる。
赤みのある茶色のサビが特徴で降り積もった火山灰のような層となる。
鉄よりもさらに硬くサビに強い素材。マットなグレー。
1500度以上の高熱で焼いた肌はまだら模様で茶色やグレーが混じり合い、散った落ち葉のよう。
錫引きした表面をいぶして黒い色へと変化させたもの。黒の中に星のような点々の輝きが見つけられる。
銅の表面に銀を溶かし流したもの。最初は全体が白っぽい銀色に輝いているが、経年で色が暗くなり銀の流れた跡が鮮明に見えてくる。錫の銀色とはまるで違う品格が備わり、経年変化で艶が落ち着き、まさにいぶし銀の味わいを醸し出す。
硬く強いイメージ。一般的に金属といえば鉄というほど、日常の様々な場所に使われている素材。
とてもやわらかい素材で熱に溶けやすい。銀色で光沢がある。
溶けた錫は流れ方によって銀色の中に部分的に水たまりのような跡が凹凸を作り出し光の映りが美しい。