作品集 一点物
花器銅
夕凪
作品集 一点物
花器銅
夕凪
作品詳細
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素材:銅 仕上げ:素地 サイズ:高255x口径125x底径65 重さ:1.2kg
1枚の平らな銅板を金鎚で何万回も叩き続けて出来上がる形口元のギザギザや亀裂は「絞り」という鍛金技法で作っていくと自然とできるものです。
その口元に味わいがあるので、あえてそのまま残して仕上げました。
口元が自ずと注目されるようにして、全体の形は至ってシンプルです。
表面は素地のままに仕上げました。銅の素材感が十分に感じられる仕上げです。
これから年月をかけ置かれた環境の空気に触れ、使う人の手に触れながら徐々に経年変化が進んでいきます。
その変化も一緒にお楽しみください。
作品は素材の質感、経年変化を大切にするために素地のままに近い仕上げになっております。
水を入れる内側に白く跡が残ったり緑青が出たりもしますが、それも水に反応して成熟を増した花器の美しさの一つです。
もし気になる場合はスポンジで水洗いしていただくと取ることもできます。
活けた花に霧吹きなどをする際も水滴の跡が残りますので、花器には手や紙などをかざしてかけます。底面も水気がありますと跡が付きやすいのできれいに拭き取って置いてください。
持ち運ぶ際、ハンドクリームなどで手に油が付いていると指紋跡が写りやすいです。手跡が残るのはあまり美しくありませんので、布でくるんだりして直接触れないように扱っていただけると安心です。
使い込んでいくうちに色味も暗くなり全体が徐々に変化していく様は、金属という素材の止めることのできない不思議で美しい現象のひとつです。
金属の花器はどんなものも変化していくことが前提とお考えいただきましてお使いください。