作品集 一点物
花器銀銅
白郷
作品集 一点物
花器銀銅
白郷
作品詳細
ご購入をご検討の方はこちらよりお問い合わせください価格:25万円(税別)
素材:銅、銀 仕上げ:銀ロー流し サイズ:高200×直径85 重さ:1.2kg
1枚の平らな銅板を金鎚で何万回も叩き続けた円筒型の花器完全な円筒にはせず、あえて胴の底、中央、口の太さは微妙に変えてシンプルな形の中に動きをつくっています。
形が出来上がると銅の表面に銀を溶かし流しました。
銀を流すのは大変手間がかかりますが、銀は他の素材にはない美しい趣があります。
円筒型というとてもシンプルな形だからこそ、銀の豊かな表情を楽しめる作品です。
表面の銀は経年変化で落ち着いた色へと変化していきます。
使うほどに燻し銀のようになります。
活けるお花や緑を花器の銀が一層引き立てます。
花器のお取り扱い作品は素材の質感、経年変化を大切にするために素地のままに近い仕上げになっております。
水を入れる内側に白く跡が残ったり緑青が出たりもしますが、それも水に反応して成熟を増した花器の美しさの一つです。
もし気になる場合はスポンジで水洗いしていただくと取ることもできます。
活けた花に霧吹きなどをする際も水滴の跡が残りますので、花器には手や紙などをかざしてかけます。底面も水気がありますと跡が付きやすいのできれいに拭き取って置いてください。
持ち運ぶ際、ハンドクリームなどで手に油が付いていると指紋跡が写りやすいです。手跡が残るのはあまり美しくありませんので、布でくるんだりして直接触れないように扱っていただけると安心です。
使い込んでいくうちに色味も暗くなり全体が徐々に変化していく様は、金属という素材の止めることのできない不思議で美しい現象のひとつです。
金属の花器はどんなものも変化していくことが前提とお考えいただきましてお使いください。