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作品集 一点物

花器

森守人 もりびと 八角

作品集 一点物

花器

森守人 もりびと 八角

商品詳細

価格:180,000(税別)売約済

素材:銅 仕上げ:緑青 サイズ:高390×太さ105(サイズはmm)重さ:3.4kg

木の幹をイメージして金属で作り始めた作品

森の中を歩いているといろんな木がある中で真っ直ぐ空に向かって伸びる木に目が止まります。
美しい垂直性、そこに当たる光の陰影と木の幹に生息する有機物に惹かれます。

木の幹をイメージして金属で作り始めた作品。
口元の輪郭やタテに走るシャープな線、金属の持つ凛とした緊張感の中に大樹のような有機的な質感を加えた花器です。
8枚の板はただ銅板を切り出しているのではなく、銅の無垢棒を板状にそれぞれ同じ厚みに叩きのばして作っています。
それによって表面は叩かれた跡や荒れた質感が自然とあらわれます。
そうして作った板を溶接で8角の立体に起こしていきます。
その肌に付いた緑青は深くしずかな湖を想わせ、自然の中から摘んできた野の花にもぴたりと合います
光の当たり方で出来る影も想像しながら作りました。置き方によって陰影が変わるところも面白い花器です。
銅製の花器は、殺菌作用により水が腐りにくくお花が長持ちします。
経年変化により進んでいく緑青をお楽しみください。

花器のお取り扱い

作品は素材の質感、経年変化を大切にするために素地のままに近い仕上げになっております。
水を入れる内側に白く跡が残ったり緑青が出たりもしますが、それも水に反応して成熟を増した花器の美しさの一つです。もし気になる場合はスポンジで水洗いしていただくと取ることもできます。

活けた花に霧吹きなどをする際も水滴の跡が残りますので、花器には手や紙などをかざしてかけます。底面も水気がありますと跡が付きやすいのできれいに拭き取って置いてください。

持ち運ぶ際、ハンドクリームなどで手に油が付いていると指紋跡が写りやすいです。手跡が残るのはあまり美しくありませんので、布でくるんだりして直接触れないように扱っていただけると安心です。

使い込んでいくうちに色味も暗くなり全体が徐々に変化していく様は、金属という素材の止めることのできない不思議で美しい現象のひとつです。
金属の花器はどんなものも変化していくことが前提とお考えいただきましてお使いください。

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